幹部メッセージ

松下明

社会医療法人 清風会 副理事長
日本原病院 副院長
左野 和彦


私が医者になって30年、そのうち25年間を清風会の医師として過ごしてきました。長い間清風会を見てきましたが、日本原病院もクリニックも、地域の人たちとの距離が近いことが魅力の1つだと思います。大学病院のような大きな病院の場合、一通りの治療が終わるとそこでつながりが途切れてしまいますが、私たちは普段のかかりつけ医から入院・退院後の在宅療養まで、地域の人たちの生活と継続的につながった医療を提供しています。また、病院の中だけでなく地域企業の産業医や、学校・保育園の校医も担当しており、家族3世代、4世代に渡って地域の人たちとの関わりを持っています。

日本原病院は「地域包括ケア病棟」60床を保有しています。地域包括ケア病棟の役割には次のようなものがあります。
・急性期の病院で治療をした患者様が在宅に戻るまでのケアやリハビリを行う橋渡しの役割
・かかりつけの患者様が急病になった時に、処置をしたり専門の病院を紹介するなどのマネジメントを行う役割
・付属クリニックへかかりつけの患者様が入院する場合の受け入れ及び退院支援の役割
・付属介護施設の入所者様の体調が悪化した場合に治療を行う役割
以上のように、他の病院で専門的な治療が必要なケース以外は、できる限り清風会内の病院や施設だけで対処しています。

清風会には病院・クリニックの他にも介護老人保健施設や訪問看護、通所リハビリなど多くの部門があります。これほど多くの部門を展開しているのは、地域の医療・介護に関するすべての問題に関わり、清風会の中だけで解決したいという目標があるからです。この目標に少しでも共感してくれたり、地域医療に興味がある人にとっては非常によい経験ができますし、様々なことに挑戦できる場所です。


松下明

奈義・湯郷・津山ファミリークリニック所長
松下 明


私が医者を目指したのは高校生の時でした。当時は「家庭医」という言葉は無かったので、「山奥の医者になりたい」と思っていました。医学部に入ってから僻地医療に関する資料を集め、その中で初めて海外に「家庭医療」という制度があることを知りました。ちょうどその頃、倉敷にある川崎医科大学付属病院の家庭医療コースの広告を目にし、それがきっかけとなり岡山へ移住してきました。

一般に「家庭医」とは、地域の人たちの健康問題を年齢や性別、病気の種類を問わず診ることができる、生まれてから亡くなるまで継続してかかることのできる医者のことです。そのために内科や小児科だけでなく、整形外科、皮膚科、精神科などあらゆる分野の疾患に向き合います。眼科、耳鼻科、泌尿器科のような専門分野の場合でも、ある程度限られた病気であることが多く、地域で起こる健康問題の9割はプライマリ・ケア(地域の一次医療)でカバーできています。私は、地域の人たちが幸せに暮らすための支えになるのが「家庭医」だと考えています。

医療というと急性期医療のような三次医療が注目されがちですが、一次医療と三次医療は、全く役割が違うものです。三次医療は、病気の治療そのものにフォーカスされ、治療が終わればそこで医療の役目は終わります。しかし、私たちが行っている一次医療はさまざまな病気と向き合い、地域の人たちの生活に寄り添いながら継続して支えるといった面で、全く別の技術が求められます。
2025年問題と言われているように、これからの日本は団塊の世代が後期高齢に入ることで急速に高齢化が進み、急性期主体の医療では賄いきれなくなっていきます。そのために国が行っている対策が地域包括ケアの推進です。しかしながら、今の日本の医療教育は急性期医療が主体となってしまっているため、地域医療の専門家が少ないのが現状です。今後必ず地域医療の専門家へのニーズが高まってくるため、若い人たちにぜひ目を向けてほしいと思っています。

私たち清風会には、以前からプライマリ・ケアとしての医療や介護を提供してきた実績があり、地域医療教育の基盤としては十分な経験やノウハウを持っていると自負しています。私が所長を務める岡山家庭医療センターでは、3年間の家庭医療後期研修を行っており、家庭医になるための基本的な知識・技術・態度などを学ぶことができます。具体的には、内科を半年、小児科を3か月、救急を3か月、病院での総合診療を半年、診療所での研修を1年半経験するプログラムとなっています。なお、プライマリ・ケアに興味のある看護師のための教育体制も現在整備しているところです。
地域に根差して働きたい人、プライマリ・ケアを学びたいと考えている人にとっては最適な環境です。患者さんの近くで継続的に関わりながら、その人の健康を支えることにやりがいを感じられる人に、ぜひ飛び込んで来てほしいです。

 


松下明

介護老人保健施設 おとなの学校岡山校 校長
森 夕子


私たち清風会の強みは、治療をメインに行う病院から在宅生活を支援する訪問看護まで、一つの流れで地域の人たちをサポートできるということです。例えば、大きな病院で手術を受けて急性期を脱した患者様が日本原病院に移ってリハビリを開始、病院での治療完了後は介護老人保健施設に入所し、そこで自宅に帰る事を前提とした本格的なリハビリを行って最終的には在宅に戻るといった流れです。介護老人保健施設を退所後も在宅生活維持に不安がある場合や、必要がある場合には通所リハビリを行います。日本原病院では24時間体制での在宅療養支援診療を行っており、場合によっては往診もしています。このように、清風会ではあらゆる方面から地域の人たちの支援ができる体制を取っています。

私が校長を務める介護老人保健施設おとなの学校岡山校は、自宅に帰る事を目標とした施設です。そのために私たちは、利用者様の病気やこれまでの生き方だけでなく、家族構成やご自宅の環境まで、利用者様に関わる全ての事項について検討します。ご自宅に帰った後のことを想定し、約3ヶ月間かけてしっかりとリハビリや学習療法を行います。おとなの学校は学校形式を取っており、国語、算数、理科、社会、図工、音楽などの中から1日に3時限の授業を行っています。「学校は楽しく」をモットーに、利用者様が笑顔で元気に過ごせるよう様々な工夫をしています。この春からは本格的にドッグセラピーを導入し、動物看護師やドッグセラピスト、トリマーの資格を持つ職員が活躍しています。

医療や介護の現場で今までの経験や資格を活かしたいと思う方は、ぜひ一度見学にいらして下さい。向上心があり、多くの利用者様と関わることに歓びややりがいを感じる方は、おとなの学校岡山校で一緒に働いてみませんか。希望による研修出張はもちろん、仕事を通しての人間的な成長も清風会として応援します。

 


 

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