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2022年03月02日

秋の食欲と上手に付き合おう

いつの間にかセミの声がコオロギの声に変わり、季節はどんどん秋に近づいてきました。みなさん、秋といえば何を連想されますか?秋と結びつく言葉はたくさんありますが、やはり「食欲の秋」を思い浮かべた方が多いのではないでしょうか?
お米や果物が実る秋は、ついつい食べすぎてしまう危険性が大きいので、注意が必要です。
そこで、今回は食欲との上手な付き合い方や、肥満症について取り上げてみました!

①適正体重について

皆さん、ご自身の適正体重をご存知ですか?肥満の診断には一般的にBMI(ボディマス指数)というものが用いられます。
BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求めることができます。まずは、ご自身の身長と体重を計測してみましょう。そして、BMIが知りたい方は外来看護師に声をかけてください。

BMI値18.5未満18.5以上〜25.0未満(22.0が標準体重)25.0以上
診断やせている正常肥満

肥満を診断するもう一つのバロメーターに、体脂肪率があります。男性で25%以上、女性で30%以上の場合は肥満に当てはまると言われています。

診断体脂肪率(男性)体脂肪率(女性)
やせている17%未満20%未満
正常17%以上〜25%未満
(17%〜23%が適正値)
20%以上〜30%未満
(20%〜27%が適正値)
肥満25%以上30%以上

②食べ過ぎ、飲み過ぎは肥満の原因

食べ過ぎ、飲み過ぎによる脂肪太りは1番やっかいです。太り過ぎは成人病や生活習慣病の危険が高まります。高脂血症、高コレステロール、糖尿病、高血圧、動脈硬化、痛風…どれも身近に潜んでいる病気であり、予後不良の病気も多いため、予防が重要です。
生活習慣病が進行し、深刻な病気を発症させないためにも、肥満は放置せず、健康診断などで健康状態のチェックをおすすめします。

!CHECK!

当院では予約無しで簡単な検査(採血、レントゲン、心電図)やCT検査、要予約でエコー検査、内視鏡検査などが実施できますので、お気軽にスタッフへお尋ねください。

③食べ過ぎないためのポイント

野菜から食べる

血糖値の急上昇を抑えてくれます。

よく噛んでゆっくり食べる

満腹感を感じやすくなります。

野菜から食べる

ホルモンが関係すると調査結果があります。

!CHECK!

他にも食生活のポイントがいくつかあります。興味のある方や詳しく知りたい方は、
当院の栄養指導をおすすめします。管理栄養士がわかりやすくご説明させていただきます。予約無しで簡単な検査(採血、レントゲン、心電図)やCT検査、要予約でエコー検査、内視鏡検査などが実施できますので、お気軽にスタッフへお尋ねください。

今回ご紹介したポイントを参考に、食欲の秋を楽しみながらお過ごしください!

脂質代謝の
検査項目
TG(中性脂肪)基準値より高い数値が続く場合は、動脈硬化を促進する危険があります
脂質代謝の
検査項目
T-CHO(総コレステロール)基準値より高い場合は過食、運動不足、肥満が疑われます
糖代謝の
検査項目
BS(血糖)基準値より高い場合は糖尿病が疑われます
※食後3時間以内であると基準値より高い場合があります
 食前か、食後3時間以上経過後に検査することが望ましいです

提供:社会医療法人清風會 日本原病院 外来